シカゴ・バウンド
前回触れた「キャデラック・レコード」だが、これはだいぶ気に入った。チェス・レコードの歴史が俯瞰できていいかな・・・ぐらいに思っていたが、改めてこのレーベルと所属アーティストがどれだけロック史にとって大きな存在なのかを思い知らされた。
このレーベルの歴史はロックの創生記そのものなのだ。
チャック・ベリー、ストーンズ、クラプトン、ツェッペリンを知らないロックファンがおるか? いなアァ~~い!
そしてロックのオリジネイターであるチャックを世に出したのがチェスであり、ブルースを世に広めたのがチェスなのである。ストーンズ、クラプトン、ツェッペリンはマディ・ウォーターズやハウリン・ウルフのフォロワーなのだ!
とはいっても半世紀前のこと、ブルースに詳しくない人にとっては「オリジナルなのは知ってるけどサァ」ぐらいで、実際に曲を聞いたことはない人も多いだろう。
自分も劇中使用曲の7割ぐらいは聞いたことなかったし、チャックが所属してたことも知らなかった。その点でシカゴ・ブルースとロック黎明期の有名曲が大方聴けるのは便利である。
曲は俳優の吹き替えなのがチョイ残念だが、考えてみれば当時の録音をそのまま流したんじゃ音質が違和感丸出しになってしまうのでこれは仕方なし。吹き替えの歌も結構上手いので大丈夫。
それでもオリジナル曲がまとめて聴ければいいのに・・・と思ってたら、ちゃんとユニバーサルからコンピが出ていた。自分はサントラよりこっちを買うことを決意。
使用曲が馴染み深かったということで、同じレーベルを描いた「24アワー・パーティ・ピープル」や「ドリームガールズ」より嬉しい映画だった。
ただ総指揮でもあるビヨンセの歌のシーンだけミョーに長いのが気になるがね。
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